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ツトムとアキの
施工日記
このブログでは、屋根・外壁塗装に関する役に立つ情報を日々、発信・紹介をしています。現場のレポートや塗装に関する基礎知識も随時配信しています。
タスペーサーで適正縁切り
2020年07月20日(月)
おはようございます。
美装の神野です🍀
今回はあまり知られていない屋根専用部材、
差し込むだけで雨漏れ防止
『タスペーサー』のご紹介です。
スレート屋根の塗装は、屋根材の隙間に塗料が入り込んでしまうので、
1枚1枚の間に隙間ができず水を溜め込んでしまいます。。。💧
屋根材と塗膜が接着した状態になると、
「毛細管現象」で吸い上げられた雨水を排出する事が出来なくなり、
下地材の腐朽から最悪の場合雨漏りに発展する事もあります…😨
「毛細管現象とは?」
▶水が狭い所に入ろうとする力が働き、重力に反して水が吸い上げられる現象のこと。
それを解消するために縁切りという作業が必要になります☝‼
縁切りにも種類があり、
⭐カッターによる縁切り
カッターによる縁切りは、塗料によって引っ付いてしまった屋根材1枚1枚の間にカッターで切れ込みを入れて隙間を作っていきます。
地道な作業で、施工に時間がかかってしまうのが少々残念な点で、屋根塗装の際にせっかく仕上げた塗装を傷つけ、屋根を汚してしまう可能性があります。
せっかく完成した塗装を踏んで汚してしまうのも問題です😔
⭐タスペーサーによる縁切り
このカッターでの縁切りにおける従来からの問題点を解消したのが「タスペーサー」です。
タスペーサーは下塗りが完了した時点で屋根と屋根の間に入れることで隙間を作ります。
タスペーサーを挿入することで屋根と屋根のとの間に隙間が確保されるため、
カッターによる縁切り作業をする必要がなくなります✨
カッターでの縁切り作業より時間がかからず、コストも抑えられるということで主流になりつつあります💡✨
縁切りの主な効果🌟
雨漏りを防ぐ
内部結露を防ぐ
💡雨漏りを防ぐ
縁切りをする最も大事な理由は雨漏りを防ぐということにあります。
雨水は強風・大雨などの際、屋根材の下に入り込んでしまいます。
その状態を放置しておくと、屋根の腐食を進行させる恐れもあります。
それを防ぐために、縁切りにて雨水の逃げ道を作ってあげる必要があるのです。
💡内部結露を防ぐ
冬や夏の朝は窓が結露しています。
日中は屋根の外側も対象に照らされているので温かいですが、夕方や夜は太陽に照らされていないので表面温度が下がります。
結果として、天井裏は温かく、屋根の外は冷たいという現象になってしまい結露が発生します。
縁切りにて隙間を作っておくと急激な温度差を作らずに、結露の発生を抑制できます。
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